2020年04月08日

お話 ぼくのさんぽ3

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「二人とも気をつけて。
 いってらっしゃい。
 ……さてと。」
お母さんは、いつもどおり
玄関で二人を見送ると、
洗い物をするために
くるりと台所へ向かった。

(いまだ!)
ぼくはいそいで立ち上がった。
「おっとっと。」
ドアが完全に閉まらないうちに、
ぐっと体をおしつけた。

いつもならジャンプをしても
とうてい届かないドアだ。
posted by suzumikawamura at 10:32| お話 ぼくのさんぽ 10話 | 更新情報をチェックする