2020年04月14日

お話 ぼくのさんぽ5

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足をさわろうとして、
また驚いた。
たくさんある手の
どれを出していいのか
迷ったのだ。

「うわ!」
びっくりして、頭を押さえると
つるりと手がすべった。
うん、まちがいない。
ぼくは、タコになっている。

「なんで?どうして?」
ぼくは頭がくらくらした。
でもそれも長くは続かなかった。
だって、タコだもん。
悩んでいるタコなんて
聞いた事が無い。

その時まわりの景色が、
ゆらゆらと揺れ出した。
posted by suzumikawamura at 10:00| お話 ぼくのさんぽ 10話 | 更新情報をチェックする