2015年09月01日

すみれさんと雨 14

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「あら。」
しばらく進むと、雨のいとが
だんだん細くなっている事に気がつきました。
「急がないと……。あっ!いけない。」

水たまりの入口まであともう少し、というところで、
手元の糸が急にぷつんと切れてしまいました。
来た道を明るく照らしていた糸車の光は消えて、
あたりはすっかり暗くなってしまいました。

ほんの、もう少しなのに。
(どうしよう。)
り、りんりん。
どこからか、みーの首につけた鈴の音が聞こえました。
「みー!」

〜つづく
posted by suzumikawamura at 09:31| お話 すみれさんと雨 16話 | 更新情報をチェックする