「ええっと、『海賊島探険隊』は……読んだ。
『泣き虫ロボット宇宙へいく』
う〜ん、読んだ。あれも、これも。
もうみんな読んじゃったな」
全部で9冊。
ことちゃんが好きな冒険シリーズは、
一度読んだ事がある本ばかりが並んでいました。
「他の本棚にも、おいてあるかな。
でもいつも順番通りに並んでいるし、
ここにしかないよねえ」
壁の時計を見ると、午後3時を過ぎたばかり。
貸し出しカウンターの向こうでは、
ちょうど「おはなしのじかん」がはじまった所です。
〜つづく(1/12)
2015年12月16日
海の底でのむソーダ水 1(全12話)
posted by suzumikawamura at 09:57| お話 海のソーダ水 12話
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