2015年12月18日

海の底でのむソーダ水 2

この図書館では週に一度、
こども達のためのおはなし会があります。

「今日のお話がはじまりますよ」
ついさっき、貸し出しカウンターの向こうから
お姉さんの元気な声が聞こえて、
奥のおはなし部屋のドアが
ぱったり閉められました。

児童書コーナーにのこっているのは、
ことちゃんくらいです。
「おはなし会なんて、あきちゃったよ」
ことちゃんは、人差し指で本の背表紙を一冊ずつつついて、
もう一度題名を確かめました。

やっぱり読んだ事があるものばかり。
最後の9冊目の隣には、
ちょうど一冊分の隙間が空いていました。

〜つづく(2/12)
posted by suzumikawamura at 10:52| お話 海のソーダ水 12話 | 更新情報をチェックする