2015年12月23日

海の底でのむソーダ水 4

すると、細い隙間の向こうに、
ゆれる人影がみえました。
なんだかへんてこな形の
大きな帽子をかぶった男の人が、
長い銀色のヒゲを自慢げになでています。

右手に持ったグラスの中では
緑色のソーダ水が
シュワシュワと泡をたてていました。
(すごい!海賊船の船長!)
潜水艦に乗って、宝物をさがしている海賊です。

ソーダ水が大好きな船長は、
一年中潜水艦にのって
ソーダ水のような海の底で暮らしています。
けれど、海賊をするには
どう考えても
不向きな潜水艦に乗っているので、
いつも失敗ばかり。

だって海の底にいる潜水艦ですから。
扉をあけて他の船にのりこむという事も
簡単にはできません。
それでも宝の山をさがして海を旅している、
そう、『海賊島探険隊』海賊船の船長です。

〜つづく(4/12)
posted by suzumikawamura at 09:03| お話 海のソーダ水 12話 | 更新情報をチェックする