(うわあ、それにしても、
あんなにたくさんのソーダ水。
いくら潜水艦でも、
瓶の重さで沈まないのかなあ)
本の中に出てくる船長は、
メロンのソーダ水が大好きでした。
いつでも飲めるようにと、大きな木箱に
たくさんのソーダ水の瓶をつめこんで、
潜水艦の自分の部屋いっぱいに並べていました。
船長は、その部屋のまんなかに立ち、
壁に貼った宝の地図をみつめて
何か考え事をしている様子です。
左手で銀色の長いあごヒゲを
もしゃもしゃとひっぱりながらつぶやきました。
「この形は…。はて、何のしるしだろう」
〜つづく(5/12)
2015年12月25日
海の底でのむソーダ水 5
posted by suzumikawamura at 16:31| お話 海のソーダ水 12話
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