
ながながへびの ニョロロは、自慢屋です。
「どう、ぼくの なが〜い体。
りっぱでしょう。
このオレンジ模様も、なかなか
いけてるよね。」
毎日、自慢話をながながとくりかえすので、
みんな、ニョロロの話に
あきあきしていました。
「あ。ちょっと、急ぐんだ。さよなら。」
ニョロロを見ると
誰もが逃げだします。
「ねえ。聞いてよ。
あ〜あ。何だよ、もう。」
ある日。ニョロロは、
また誰かに自慢話をしようと、
原っぱにでかけました。
長い体で、くねくねと。
ニョロロ、ニョロロ〜。
「誰か、ぼくの話を聞いてくれないかなあ。
ん?おや、変だな。前に進まないぞ。」
ニョロロの長い体が、
まるで綱引きのロープみたいに、
ぴんと伸びています。