2016年01月22日

ぬいぐるみのしまくまちゃんは

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絵本をつくるとき、
下書きの状態で簡単に本の形にする
ダミー本というものをつくります。
絵本を開いてめくって次のページを見ると、
一枚づつ絵をならべて見ている時には
気づかなかった事などを見つけたりできるので、
先に本の形にして作ってみます。

「ちいくまちゃんと しまくまちゃん」も
いくつかのパターンをつくりました。
最初に作ったダミー本が下のもの。
先に描いたぬいぐるみのくまちゃんは
しましまではなかったという衝撃の(?)事実!
さらに形も全然ちがいます。

より柔らかく、手づくりの
暖かい感じが伝わる形を模索した結果、
少しくたっとしたしましまの古着をみつけて、
それで作った
ぬいぐるみのくまちゃんが
最終的に絵本に出てくる
しまくまちゃんの原型になりました。

さて、来月の札幌での原画展向けに
紀伊國屋書店札幌本店の担当さんが
ポスターのパネルと告知popを作ってくださいました。
紀伊國屋書店さんのサイトには
イベントの告知も掲載されています。

絵本に興味がある方、お近くに起こしの際には
どうぞお立ち寄り下さい。

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かわむらすずみ絵本原画展
「ちいくまちゃんと しまくまちゃん」
2月6日(土)〜11日(木・祝)
紀伊國屋書店札幌本店 2階イベントスペース
10時から19時(最終日18時まで)入場無料
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posted by suzumikawamura at 12:33| 絵本あれこれ | 更新情報をチェックする

2015年09月06日

おばあさんとねこのスパイス

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<オイルパステル、色鉛筆他>

絵本「とだなのなかのおばあさん」の
主人公のおばあさん。
ハーブに詳しい…ということは料理が上手。
ならばおいしものは大好きだから体型はふっくら。
そしてその料理をみんなにふるまうようなやさしい人。
ハーブで染めたやわらかいシフォンのスカーフに
頭には小さな花飾りをつけて。

そしてねこの相棒スパイス。
どちらかというと猫よりも犬の方が身近だったので
こちらはどうしようか考えました。
そこで当時住んでいた家の近所の野良猫を目当てに、
小さなスケッチブックをもってうろうろと歩きまわりました。
体格の立派なかなりふてぶてしい猫が(番長猫?)
どっかと道端に寝転んでいて、
目線はこっちに向けながらも、
わりといやがらずにモデルになってくれました。

上の絵は絵本が出る前に展覧会用に描いた一場面。
絵本の中にはない場面ですが、このときから
おばあさんのキャラクターは変わっていません。
posted by suzumikawamura at 12:13| 絵本あれこれ | 更新情報をチェックする

2015年08月27日

絵本創作のおはなし

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「ひげのさきまであったかいもの」用撮影見本
<石粉粘土、毛糸、和紙他>

写真は、絵本「ひげのさきまであったかいもの」のために
裏表紙の見本として自分で撮影した一枚です。
(最終的に絵本には他の場面を使用しました)

当初この絵本はオイルパステルで描くつもりでした。
それが、絵本のラフをみた編集Uさんの
「立体の方が生きるお話かも。」という一言で、
背景、登場キャラクター、小物を
すべて立体物で制作することにしました。

まずは大きな画材屋さんへ行って
各階で材料を検討することから始めました。
もともと編み物、洋裁など小さな物作りが好きだったので、
それはそれは楽しい時間。

実は後で聞いた話によると、助言してくださったご本人は、
色紙等を重ねて作る半立体のような画面を
イメージしていたそうです。
実際、後日粘土で作った人形や家などを持参して
会議室のテーブルに広げた時は、とても驚かれました。

でもそのときいただいたその一言が、
立体を使う写真絵本を制作するきっかけとなり、
大変思い出深いデビュー作となりました。

posted by suzumikawamura at 10:00| 絵本あれこれ | 更新情報をチェックする