2020年04月01日

お話 ぼくのさんぽ1(全10話)

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朝の通勤時間に、
ぼくの家の前を通り過ぎていく
サラリーマン風の男の人がいる。
少し薄くなった頭を見ると、
まあおじさんと言っていい歳だろう。

いつもならそろそろ足音が
聞こえるころなのに、
今日はまだあらわれない。
(寝坊したのかな?おそいなあ。)

ぼくはいつもどおりに朝ご飯をすませると、
散歩がてら、その人を
探しに行くことにした。

うちの家族は、お父さんとお母さん、
小学3年生のゆみ姉ちゃん、そしてぼく。
来月でもう4歳になるというのに、
お母さんはぼくのことを
いつまでも赤ちゃん扱いする。

天気の良い日、お母さんはいっしょに
公園まで散歩に行ってくれる。
そりゃあ、うれしいけれど、
ぼくだって、
たまには一人で出掛けたい日もあるさ。
posted by suzumikawamura at 16:59| お話 ぼくのさんぽ 10話 | 更新情報をチェックする