2020年05月14日

春ですね

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<石粉粘土、毛糸、色紙、針金他>

少し暖かくなってきました。
そろそろムスカリの
青い花が咲く頃です。

写真は、前回の空とぶ絵本展8で
会場に展示した立体物です。
厚みを3段にした土台に
いろいろとのせてあります。
ここの一画には、
羊、人、白樺とポプラの木々。
遠く丘の向こうには野うさぎ。

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背の高さは1㎝くらいです。
「あれ、なんかいる?」と
気づいたら楽しいかなと、
ちょこっと
おまけのような感じでのせました。

posted by suzumikawamura at 13:21| 粘土 | 更新情報をチェックする

2020年05月01日

お話 ぼくのさんぽ10 最終話

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脇にはうすっぺらい四角い鞄を
かかえている。
ときどき吹く風のせいで、丸い頭が
いつもよりいちだんと寒そうだ。

男の人は、赤いほっぺたを
ふくらませて、
くちびるをとがらせると、
「よ〜し、よし。ピュッ。」
と口笛を吹いた。
(うわ、タコそっくり)

「雪がやんだら、
 お散歩にいきましょうね。」
洗濯物を両手に抱えたお母さんは、
こう言ってぼくの顔をのぞき込んだ。
でもぼくはがまんできずに、
開いたベランダから庭にでて、
雪の中をかけまわった。

つもった雪をかいて穴をほり、
冷たい雪の上をごろごろと転がった。
そして毛についたかたまりを
ブルッと吹き飛ばした。

しっぽでバランスをとりながら、
降る雪に向かってジャンプ。
「ああ、やっぱり犬が一番!」
posted by suzumikawamura at 18:32| お話 ぼくのさんぽ 10話 | 更新情報をチェックする

2020年04月28日

お話 ぼくのさんぽ9

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じんわりととけて、
またキラキラと降ってくる。
「雪だ!な〜んだ雪か。
 どおりで寒いと思った。」

細くあいたベランダから、
冷たい雪がしんしんと
吹き込んでくる。
ぼくは、ごろりと横になって
うとうとしていたらしい。

「あら、やあだ。今日、
 降るっていったっけ?天気予報。」
うっかり洗濯物をぬらしてしまった
お母さんは、ぼくの返事を聞く前に、
ベランダの戸をカラカラと開けて
慌ててサンダルをはいている。

そのとき、見覚えのある
丸い頭が塀の向こうにみえた。
いつもの男の人が
こちらをみて笑っている。
posted by suzumikawamura at 17:57| お話 ぼくのさんぽ 10話 | 更新情報をチェックする