
「おまえみたいなガミガミやに、
自慢屋と言われたくないね。」
ニョロニョロ、ニョ〜ン。
「こっちこそ。
君みたいなわからずやに、
おこりんぼうなどと言われたくないさ。」
ニョロニョロ、ニュ〜ン。
「それにね…」
ニョ〜ン。
「だからさ…」
ニュ〜ン。
あれあれ、体が伸びすぎです。
ニョロロロロロ…プッチン!
とうとう、ニョロロの長い体は、
半分にわかれてしまいました。
ながながへびのニョロロは、
もう、ながながへびではありません。
はんぶんへびのニョロです。
しっぽのロロは、
もう、しっぽではありません。
しっぽへびのロロです。