
この「人形や珈琲店」と、
前に掲載した「すみれさんと雨」は
同じ時期に書いたものです。
どちらも最初は「雨のいと」という題名でした。
以前道外に住んでいた時、梅雨時期の
窓にあたる雨が、細く長い
糸のようだなと思っていました。
その頃近所に洋服の仕立屋さんがあって、
時々カラフルなベストをきた
男の人をみかけました。
たぶん、その店の店主だと思うのですが
「この人、なにかファンタジー系の
児童書にでてなかったかしら」
と思えるくらい
印象深い個性的なキャラクターでした。
二つのお話にでてくる
男の人はその店主が
イメージモデルになっています。
(本物はもう少しご年配の方でしたが……)
ラベル:絵本